豆が届いてまじまじと見たのは。

豆が届いてまじまじと見たのは、麻袋一枚一枚に緑のインクで書かれた手描き文字。

エクスポーター:グローバルエコベンチャー、インポーター:平林金属。ネパールからのギフトでした。良い方向で手伝えているだろうか。その不安を打ち消すような文字列でした。

まずはシングル・オリジンのネーミングと原価再計算。販売価格、焙煎度の決定。ビルドスさんの豆はネパールでビルドスさんが自ら焼いてくれた焙煎度に揃える事を決めていました。サンプルローストを色差計で計測。L値を比較検討します。麻袋の平置きをどうしても露出に使用したくなり、NYで写真家デビューした岡山在住のプロカメラマンに撮影を依頼。筋力のある写真に。この写真のイメージでキャッチコピーを作り、「きれいごとではないのだが、農園の自活を援ける力になりたい。」と少し骨太なコピーに変更。

Lama Organic Farm。農園名にオーガニックを冠したビルドスさんの農園。決して手を抜かない篤実な人柄。コーヒーに対する熱量。ミューシレージを水洗した排水をそのまま流さず、8mの深さに掘った井戸で受けます。井戸の中の排水は雨と混ざり、ゆっくりと時間をかけコーヒー農園の土中にしみ出します。パルピングした赤いコーヒーチェリーは発酵させぼかし肥料にしていました。なにも捨てないなにも残さない。無農薬に疑いは抱かなかったのですが、国内流通のためつくば分析センターに検査を依頼。多成分一斉分析・Iモニタリング(農産物)306項目の農薬検査をオールクリアしています。

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